金属の色について
ジュエリーの魅力の大きな部分を占める貴金属。
各金属の配合については「地金について」というページで解説していますが、
実際ジュエリーとして身につける際は、色合いはとても大切な要素。
ということで、今回は金属の色についてお話します。
*Canto ring ¥58,300~ /K10
画像で見ると色差がよく分かりますね。
一番左のプラチナの堂々たる白さ、右のNou Vermeil(ノウ・ヴェルメイユ)の眩い黄金色、
K18のイエローとホワイトがその間のグラデーションになっています。
K10YGにK24(純金)を厚くコーティングしたNou Vermeil(ノウ・ヴェルメイユ)は
ブランド独自の素材で、金合金の中で一番硬度の高いK10と、
肌色に映える純金色のいいとこどりをしたもの。
一番左のプラチナの堂々たる白さ、右のNou Vermeil(ノウ・ヴェルメイユ)の眩い黄金色、
K18のイエローとホワイトがその間のグラデーションになっています。
K10YGにK24(純金)を厚くコーティングしたNou Vermeil(ノウ・ヴェルメイユ)は
ブランド独自の素材で、金合金の中で一番硬度の高いK10と、
肌色に映える純金色のいいとこどりをしたもの。
以前からオーダーメイドのバングルやリングなど
金のままボリュームを出しつつ価格を抑えたい時に使用してきましたが、
この度コレクションにも採用しました。
ヴェルメイユとは、18世紀フランスで開発された、925シルバーに高品位の金を厚く貼った素材。
こちらは長期の使用で変色したり、表面の金が剥がれるとシルバー色が出てしまうのが難点でしたが、
ヴェルメイユとは、18世紀フランスで開発された、925シルバーに高品位の金を厚く貼った素材。
こちらは長期の使用で変色したり、表面の金が剥がれるとシルバー色が出てしまうのが難点でしたが、
ノウ・ヴェルメイユはそれがありません。
むしろ、純金が削れてK10のシャンパンのようなゴールドが下から覗くと、深みが増してみえるほど。
変形や傷に強いのも魅力です。
ちなみに、"Nou" という単語は "新しい" の意。
私が過去に住んでいたバルセロナで使われる、カタルーニャ語から拝借しました。
"Nou Vermeil" は、直訳すると "新しい赤"。
ちなみに、"Nou" という単語は "新しい" の意。
私が過去に住んでいたバルセロナで使われる、カタルーニャ語から拝借しました。
"Nou Vermeil" は、直訳すると "新しい赤"。
古代の財宝やエジプトのファラオを彩ったような、
いわゆる黄金色(オレンジがかった密度のある色)が私は好きなので、
K18も銅分がやや多く、赤味の強いタイプを選んでいます。
今のトレンドは銀が多めのもっとライトイエローっぽい色だそうで、
私の好きなK18は業者さんの取扱いもじわじわと減っています。
ホワイトゴールドはプラチナよりも若干オレンジ味がかっていて、
ひと昔前は必ずプラチナ色のメッキで仕上げていましたが、
ナチュラルな色の美しさが再認識されて、近年は素のまま使われることが増えました。
私も無垢のまま仕上げています。複雑な優しい色合いが性別問わず人気です。
比べると、プラチナの白さが際立ちますね。
プラチナはシルバーとの相性も良く、磨いた時の輝きは随一です。
金属の色は奥深く、ほんの少しの配合の違いや、
磨き・マットの質感、デザインによっても変化して見えるもの。
どれも使い込むほどに魅力の増す金属ばかりで、見ても見ても見飽きません。
もし地金で迷ったら、お好みの色で選ぶことをお勧めします。
新藤はるか